The World Gamesへ参加して小松洋之(大道塾秋田支部)

2013.8.10更新

はじめに

押忍
この度、WG代表団に随行させて頂きました事、塾長、事務局長をはじめ関係各位にお礼申し上げます。

2年を超えるWG参加への活動を経ての最終局面へ直接参加出来た事は、私の空道家としての喜びと誇りの極みでありました。その反面、急遽、コノネンコ師範代に代わり随行する事となった私が果たしてその求められた役割を果たせたのか?やり切れたのか?自問自答の絶えない遠征でもありました。

試合の内容や期間中の各種行事については既に詳細な報告が各位からなされていますので、レポートに代わり、以下にこの遠征で個人的に感じた事を記させて頂きます。
押忍

空道が正しく伝わっていること

ここ数年、海外の塾生に教える機会が多いのですが、その度に驚かされる事は、彼らの多くが空道の技術のみならずその精神性まで極めて深く理解していること、またはしようとしていることです。

WGを大成功に導けた大きな要因の一つは、世界各国の空道家の心が一つにまとまったから、ということであるのは疑いようがありません。

大道無門、オープンハート、等、空道の精神を表現する文言はいくつかありますが、コロンビアの地に馳せ参じた各国の空道家は皆そのことを高い次元で理解し、WG成功に邁進しました。

武道である空道の技術と精神が正しく伝わっていることに、感動を覚えました。

空道を正しく伝えられたこと

この意味は、2つあります。

第1に、コロンビア国民へ、そして世界へ向けて、空道を伝えられたことです。
礼法による武道文化の精神性、競技中の選手同士が見せる動きによる高い技術、双方を一つにパッキングして示すことにより、正しい形で空道を紹介出来たのではないかと自負しています。

第2は、私自身が、塾長をはじめ同行の諸先生・先輩支部長方からより深く空道を伝えられた、ということです。
特に遠征後半に同室させて頂きました友次支部長、黒木支部長からは、己の覚悟の量と担うべきものの重さや大きさについて深く考える機会を頂きました。本当にありがとうございました。

そのほか、恵美先生(通訳)、事務局、選手、さまざまな方からも有言無言色々な形で勉強させて頂きました。本当にありがとうございました。

最後に、これからの空道について

塾長のおっしゃる通り、この度、空道はまさに世界の公的スポーツとして世界の海原へ堂々の進水を成し得ました。

これからの空道が世界の海原を力強く悠々と進んで行く為、時化の日も凪の日も、己の担うべき領分をしっかりと弁え、その責務を担っていきたいと強く決意するものであります。

世界各国の関係者の皆さん、大都市の大きな支部の皆さんも地方の同好会の皆さんも、北斗旗を目標に極限まで追い込まねばならない選手達も、健康とビールの為に稽古を楽しむ空道家の皆さんも、大人も子供も、皆で空道を担って、もっともっと大きくしていきましょうではありませんか!
引き続き、ご指導ご鞭撻くださいます様、各位よろしくお願い致します。

小松洋之(大道塾秋田支部)

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